こんにちは!
今回は主に大学生になって新しく銀行の口座開設を行うにあたって、どこの銀行口座がおすすめかな?と悩んでいる方向けの記事です。
銀行口座を作る際、目的とか深く考えたことのなかった方にも役に立つ内容になっています。お時間あれば、ご覧ください。
それでは、いってみましょうー。
最初に結論
記事が長くなってしまったので、時短用に最初に結論を話しておきます。
結論。
●銀行口座は「2つ」は持ちましょう。普段使い用と貯金用。
●普段使い用の銀行口座はどこでも構いません。
近くのATMが利用できる銀行口座を開設しましょう。
一つに選ぶとしたらネット銀行No1(*)の楽天銀行をおすすめします。セブンイレブンのATMや、ゆうちょATMで手数料無料でお金を引き出せて、お買い物も家賃などの支払いも便利なため。
●貯金用の銀行口座もどこでも構いません。
ポイントは普段使い用と分けることの方が大切です。一つ選ぶとしたら新生銀行をおすすめします。
(*)2016年7月1日楽天銀行調べ。預金口座数がネット銀行No1。
その他メガバンクやゆうちょ銀行やセブン銀行でも問題ありません。
銀行口座を開設した後には、クレジットカード選びについて考えてみましょう。別記事に纏めています。
大学生の銀行口座の目的を考える
まず、そもそもなんで銀行口座を作るのか。必要なのかを考えてみましょう。
お金の管理をしっかり考えることは社会へ出る第一歩!
いろいろあるかと思いますが、主に5つの目的に整理できると思います。
・仕送り用
・バイト代用
・クレジット用
・家賃用
・貯金用
仕送り用
両親からの仕送りの受け取り用です。仕送りは学生としては死活問題です。大切。仕送りがない人は、ここはとばしてください。
バイト代用
バイトを大学生から始める人も多いでしょう。バイト代を手渡しで貰えるところもありますが、普通は銀行振込です。銀行口座が無いとバイト代を受け取れません。
クレジット用
クレジットカードも大学生で初めて持つ人は多いでしょう。クレジットカードの仕組みとしては、銀行口座は必須です。クレジットカードで支払いをするということは、一時的にクレジットカード会社にお金を借りるようなもので、使ったお金はクレジットカード会社に銀行口座より支払う(引き落とし)必要があるためです。
家賃用
こちらは一人暮らしを想定したものです。電気、ガス、水道などの公共料金の引き落とし。または家賃の支払いをするために銀行口座が必要です。
貯金用
最後に貯金用です。これは後でも述べますが、必ず貯金専用の銀行口座を用意しましょう。そうしないと、お金はなかなか貯まりません。貯金のためと明確に目的を持った銀行口座が必要です。
最低2つの口座を持とう
銀行口座を持つ目的を整理しましたが、目的の数分口座を用意する?
それではとてもじゃありませんが、管理なんてできませんよね。
では、いくつが良いか?
銀行口座は最低、2つ用意しましょう。
「普段使い口座」と「貯金専用口座」のシンプルなパターンがおすすめです。
5つの目的とあわせて考えた場合、いくつかのパターンが考えられますが、普段使い用と貯金用にシンプルに2つに分けるパターン1がおすすめです。慣れてきたら自分流にアレンジしていけばよいでしょう。
パターン1 普段使い+貯金用
普段使い口座と貯金用にシンプルに纏める!
Simple is best!
または、3つに分けるのもアリです。
パターン2 普段使い+固定費用+貯金用お
このメリットは、固定費のINとOUTをきちんと毎月管理できるところです。固定費は一定なのですが、普段使い用口座を使い過ぎてしまうと、下手をしてしまうと、お金が不足して家賃など支払えなくなってしまうことがあります。そんな時に口座を分けていると、使い過ぎることがなくなるので、GOODですね。
ではどの銀行がよいか。最初に考えること
では具体的に大学生にとって、どの銀行の口座が良いのかを考える時に、最初に考えることは、とにかく近くにお金を引き出せるATMがあることだと思います。
近くに引き出せるATMがあること
当たり前ですよね。
おろせなきゃ、使えない。
いわゆる銀行のATMで考えると、ゆうちょ銀行のATMが多いわけですが、街の隅々まで、ご近所までの距離感を考えると、セブンイレブンにあるセブンATMが一番です。
*セブンイレブンは国内No1、約19,000店舗!47都道府県で単純に割ると1県約400店舗!セブンATM数は23,000台!
ほとんどの銀行と提携しているので、「引き出せるか引き出せないか」の点では問題ありません。ただし、ATM手数料は銀行によって異なります。
ここはATM手数料「無料」にこだわっていきましょう。
節約 is important.
アンケートに答えるだけで小遣いがもらえる
マクロミル
Webで文章を書いて小遣いを稼ぐ
サグーワークス
大学生向け銀行の徹底比較
セブンATMの利用手数料を無料にこだわった場合、ほとんどの銀行が候補から外れます。
でも、あるにはあるんですね。
それは店舗を持たずにコストカットで効率化を実現しているネット銀行です。店舗がありませんが、インターネットで口座開設でき、先に挙げた大学生が銀行口座を持つ5つの目的を満たすことができます。
具体的な銀行口座を考えるにあたって、「ゆうちょ銀行」と「主要なネット銀行」を対象に、徹底比較、分析した結果がこちらです。
銀行名 | セブンATM 引き出し | 代理人カード | 振込手数料 | 自動振込 | 定期金利 (1年) | 利率(%) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ゆうちょ銀行 | △ | ○ | △ | △ | △ | 0.01 | |
セブン銀行 | ◎ | ○ | △ | △ | ○ | 0.03 | |
楽天銀行 | ○条件付 | × | ◎条件付 | ◎ | ○ | 0.03 | |
住信SBIネット銀行 | ○条件付 | × | ◎条件付 | ◎ | △ | 0.02 | |
新生銀行 | ◎ | × | ◎条件付 | × | ◎ | 0.05 |
結果、
大学生向け銀行の5つの目的を全て満たす完全無欠の銀行口座は無いことがわかりました。。
なかなか難しいですね。
制限の中である程度、妥協していくしかありません。
銀行口座を普段使い用と貯金用にシンプルに2つ持つパターンの場合は
●普段使い口座
家賃支払いのことを考えると、「自動振込サービスがある」かつ「振込手数料無料がある」、楽天銀行と住信SBIネット銀行が有力候補です。
●貯金口座
貯金口座なので定期金利がいいところがいいですよね。ただあまり金利にこだわるというよりかは、貯金口座の一番のポイントとは、普段使いと貯金口座をとにかく分けることです。そのため、今既に持っている口座があれば、それでも問題ないかと思います。ただ元々銀行口座を持っていない場合、少しでも金利が良い新生銀行が候補になります。
5つの目的の深掘り
大学生が銀行口座を持つ5つの目的と、各銀行の内容を深掘りしてみましょう。
仕送り用
両親との仕送りのやり取りをお得にする方法は2つあります。
代理人カードを使う
「代理人カード」は知っていますか?
家族カード、ファミリーカードとも呼ばれます。代理人カードサービスとは、普通はキャッシュカードは1人1枚が原則ですが、実は一部の銀行では、家族用にもう1枚キャッシュカードと同様のカードを発行するサービスです。上記比較表の中では、ゆうちょ銀行とセブン銀行がそれにあたります。楽天銀行、住信SBIネット銀行、新生銀行にはありません。
ゆうちょ銀行では、家族カードと呼びます。生計を共にする家族に限り、最大3名分まで申し込みが可能です。ただし年会費がかかり、1人目は初年度無料、翌年度以降は年432円かかります。詳しくはこちら
セブン銀行、キャッシュカードは原則として1人1枚ですが口座開設後に申込すれば代理人カードを1枚発行してくれます。発行手数料1,080円(消費税等含む)。代理人カードは利用制限があり、例えば定期預金や海外送金はできません。詳しくはこちら
両親が振込手数料無料のネット銀行を使う
仕送り用の口座。よくよく考えると受け取る側はなんでもいいですよね。両親が仕送る際の手間や手数料が問題なのです。そのため、両親に楽天銀行や住信SBIネット銀行などのネット銀行を使ってもらえれば、振込手数料を無料にすることができます。
バイト代用
こちらは基本はどの銀行の口座でも問題ありません。時々、口座を指定してくるバイト先もありますが、その時の交渉次第で作らなくてよい場合も、作らないといけない場合もあることでしょう。ケースバイケースです。
クレジット用
こちらも基本はどの銀行の口座でも問題ありません。クレジットカードと銀行口座の組み合わせは自由です。ただ少しでも損をしないように、お得に努力するなら、銀行は楽天銀行にして、クレジットカードは楽天カードの楽天コンビにすると少しお得になります。
楽天セットにした場合のメリット
- カードが1枚になる
- 年会費が永年無料になる
- 普通預金金利が2倍となる
- 毎月最大9ポイント楽天スーパーポイントが獲得できる
楽天カードも作ってしまう場合、申込はこちらへ
*現在楽天スーパーポイントのキャッシュバックがあるキャンペーン中です。
家賃用
電気、ガス、水道などの公共料金支払いはどの銀行も対応しているため、問題ありません。ポイントは家賃の支払いです。毎回、大家さんや不動産会社に持ち込みで支払うことは可能ですが、面倒ですし、うっかり滞納してしまうこともあるため、毎月の自動振込を強くおすすめします。自動振込サービスはゆうちょもセブン銀行にもありますが、振込手数料のことを考えると、楽天銀行、住信SBIネット銀行は手数料無料(条件付き)で毎月の家賃を支払うことができます。新生銀行は残念ながら自動振込サービスはありません。
貯金用
繰り返しになりますが、とにかく普段使い用と貯金専用口座は分けて管理することがポイントなため、分けさえすればどこでもいいといえば、いいと思います。既にゆうちょ銀行など、口座を持っていれば、その口座を使えばよいでしょう。
もし新しく作るのであれば、ほんの少しですが、定期預金の金利がよい新生銀行がおすすめです。
比較表の新生銀行の金利は、「2週間満期預金」の金利です。
たった2週間で満期がくる、手軽でおトクな円預金
2週間満期預金
年0.05%(税引前)
最低預入金額 50万以上
この定期預金は少し変わっていて、2週間満期です。2週間ごとに満期が来て金利が支払われ、定期預金の契約は自動継続されます。2週間という単位なため、いざお金が必要となった時でも安心ですね。
おすすめのまとめ
銀行口座は最低、2つ持ちましょう。
普段使い用と貯金用。
具体的にどの銀行がよいかというと、5つの目的を満たす完全無欠の銀行口座は存在しない。ない中で考えると、、、
普段使い用には、一つに選ぶとしたら楽天銀行
セブンATMで手数料無料で引き出せて、お買い物もや家賃などの支払いも便利。またネット銀行No1(*)でもあり、安心感もあります。
貯金用は一つ選ぶとしたら新生銀行。
(貯金用は普段用と分けることがポイントで、分けさえすればどこでもいい。もし新規で口座作るならここ。)
(*)2016年7月1日楽天銀行調べ。預金口座数がネット銀行No1。
大切なことは、考えること。今回は5つの目的で整理しました。考えて、まず銀行口座を作り、新生活を始めましょう!
補足情報
その他のネット銀行について
<参考情報>
その他のネット銀行で、セブン銀行ATMが無料なところとしては
- じぶん銀行
- ソニー銀行
- ジャパンネット銀行
があります。
楽天銀行について
ハッピープログラム
楽天銀行の「ハッピープログラム」というお客さま優遇プログラムがあります。このハッピープログラムによって、振込手数料が無料になったり、ATM引き出し手数料が無料になったります。
ハッピープログラムには、「ステージ」という概念があります。ステージが高くなるほど、優遇されるサービスが多くなります。
*図は楽天銀行公式サイトより。2017年3月現在
大学生には少しハードルが高いかもしれませんが、残高100万にして「VIP」を目指したいですね。VIPの優遇サービス内容はかなり充実しています。
何気にうれしいのは、楽天スーパーポイント獲得倍率が「2倍」「3倍」になる点です。2倍、3倍です。すごいですよね!
またこのATM利用手数料とは、提携しているATMの利用手数料です。つまりセブンATM利用手数料を指しています。
口座開設について
インターネットで口座開設が可能です。
STEP1 インターネットで口座開設申し込み
この際、後で本人確認書類の提出が必要ですが、「郵送で送る」か、「アプリで撮影して送信する」か、どちらかを選択します。アプリで本人確認書類を送信する場合の、本人確認書類は「運転免許証」「カード型保険証」「マイナンバーカード」等です。
STEP2 本人確認書類の送付
「郵送で送る」場合は、口座開設資料が楽天銀行より届きますので、それを待ってからの送付になります。
「アプリで撮影して送信する」場合は、即時に楽天銀行に本人確認書類を送信することができます。アプリはandroir版、iphone版の両方が用意されています。
STEP3 開設完了資料の受領(ThankYouレターが届いたら初期設定)
Thankyouレター(口座開設完了をお知らせする資料)が届いたら、資料に従って、初期設定を行いましょう。
STEP4 ログインして楽天銀行の利用開始
ログインをして楽天銀行の利用を開始しましょう。
*住信SBIネット銀行、新生銀行については追って纏める予定です。
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