この記事は学生(中学生、高校生対象)が銀行口座を作るにあたっての、どこがおすすめか?を比較、検討した記事になります。
自分専用の口座を持っていますか?
両親が自由にお金を出し入れできない、あなた専用の口座。
え!持ってない?
持ちましょー、自分専用の口座!
バイト代をこっそり入れられる。お年玉を自分の口座で管理できる。お小遣いをそこで貯められる。将来への準備ができる。
いろいろ広がりますよー
もし持っていない場合、早速、新しく口座を作りましょう
最初に結論
中学生、高校生で新しく銀行口座を作るとしたらどこがおすすめか?を複数のネット銀行と比較しつつ考えた結果、おすすめは楽天銀行となりました。理由をこれから説明します。
将来、クレジットカードを持つようになってAmazonやネットショッピングをするようになった際にも、楽天カードと楽天銀行をあわせて持っておけば、楽天スーパーポイントをお特に使えるようになります。その点でも持っておいても損はないかと思います。
*クレジットカードの利用は18才以上からになります。
両親の同意があれば
地元の銀行でもありです。(未成年の口座開設ができるか事前確認は必要)
関東圏在住の場合は、メガバンク(三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)もありです。
中学生、高校生で口座を作るポイントは?
学生で口座を作る銀行を考えるポイントは何でしょう?
以下の3点で整理しました。
銀行によって年齢制限を設けるところは多いです。年齢制限が無いところが基本となります。そして、年齢制限なく口座開設可能とされている銀行でも、親権者(両親)の同伴が必須の銀行もあります。
口座開設には通常、印鑑が必要です。100円ショップのシャチハタはNGです。しかし印鑑無しで口座開設はできるのでしょうか?(口座開設できます。)
たとえ口座開設できたとしても、自分の家の近くに銀行が無い。近くにATMが無いのでは意味がありません。自分の家の近くで入出金ができることが必要です。
中学生、高校生で銀行口座を作りたい場合のおすすめの銀行は?
3つのポイントに注目して、具体的に銀行を考えてみましょう。
全国でどこでもある「ゆうちょ銀行」、メガバンクを代表して「みずほ銀行」、ネット銀行では「楽天銀行」「大和ネクスト銀行」「イオン銀行」で比較します。
銀行名 | 年齢制限 | 年齢制限 補足 | 印鑑 | ATM利用 | ATM利用 補足 |
---|---|---|---|---|---|
ゆうちょ銀行 | ○ | 年齢制限なし | × | ○ | 全国約27,000台 |
みずほ銀行 | △ | 両親の申込のみ可能 | × | × | 自行以外では手数料が必要 |
大和ネクスト銀行 | × | 20才以上 | × | ○ | セブンATMは手数料無料 |
イオン銀行 | △ | 両親の同意が必要。確認あり | ○ | ○ | ゆうちょATMは手数料無料 |
楽天銀行 | ○ | 12才以下は両親の申込。13以上は本人可 | ○ | ○ | セブンATMが条件付きで無料 |
印鑑の「○は印鑑が不要」、×は印鑑が必要を表しています。
*2017年3月時点のデータです。最新の情報は各銀行に確認が必要です。
その結果、3つのポイントを高いレベルで満たす銀行は、「楽天銀行」になりました。
*イオン銀行も次点でおすすめですが、口座開設には両親の同意(両親に確認の電話が入る)が必要です。
*比較表に入れていませんが、その他のメガバンク(三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行)、その他のネット銀行(新生銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行、じぶん銀行)を含めて考えても、同じ結果になります。
印鑑が不要としている点と、年齢制限の両方を満たすところが難しいです。ただ両親の同意を問題なし(両親の同意書の送付や、15才以下は両親が代理で申し込み等)とするならば、比較的どのネット銀行も口座開設することができます。
シャチハタはNGですが、印鑑さえ自分で用意すれば、一番口座開設が簡単なのは「ゆうちょ銀行」でしょう。近くに店舗もあり、ATMもあり、いろいろと安心でおすすめです。ただし直接店舗に行く必要があるため、学校を休む必要がある点は留意してください。
楽天銀行は他にもいろいろお得な特典、メリットがあるため、1つ口座を持っておくことをおすすめします。
以降は、3つのポイントと楽天銀行の説明をします。
1.中学生、高校生でも来店することなく、口座を作ることができる
楽天銀行は基本的に年齢制限がありません。
(12歳以下は親権者による手続きが必要ですが、口座は開設できます。13歳以上は親権者の代理手続きや、親権者の同伴は必要ありません。)
そして来店しないでインターネットと書類送付で、口座を作ることができます。特にある条件を満たせば、なんと「スマホのみ」で口座を開設することができます。いわゆる本人確認書類の送付をしなくても、口座を開設できます。これは画期的ですね。
2.楽天銀行の口座開設には「印鑑」が必要ない
これも画期的です。今でもほとんどの銀行の口座開設するために印鑑を必要とします。楽天銀行ではインターネットという特性をうまく活かして、印鑑不要を実現しました。
3.提携のATMが多く、全国どこでもお金をおろすことができる
特にセブン銀行と提携していることが大きく、セブンイレブンのATMでお金の入出金が可能です。セブンイレブンであれば、全国どこにでもありますね。セブンATMを無料にするのは条件があります。条件については後述します。
3点に限って考えれば、「楽天銀行」になりますが、「3」のみに絞れば、選択肢は広がります。
地方在住であれば、地元の銀行(地方銀行)。基本的にATMはたくさんあります。
関東圏在住であれば、メガバンク(三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)もありです。ATMはほとんどの街にあります。
ここではちょっと特殊な口座開設の楽天銀行について掘り下げてみます。
中学生、高校生の楽天銀行の口座開設に関するよくある質問(LINE風)
楽天銀行の口座開設手順について、「高校生」と「楽天銀行LINE(非公式)アプリ」の会話風でまとめました。
ため口おけ?
問題ありません。ご用件は何でしょうか?
口座開設したいんだけど。何が必要なの?
メールアドレスと、本人確認書類です
え?それだけ?印鑑は?まあ持ってないんだけど。。
印鑑は必要ありません
高校生なんだけど本人確認書類は?学生証でもいいの?
学生証はNGです。
高校生であれば、本人確認書類には「顔写真付きマイナンバーカード」「パスポート」「住民票」があります。
どれもそれなりに大変そうだなあー。どれが楽かな?
「顔写真付きマイナンバーカード」であれば、口座開設アプリを利用して、インターネットから口座開設申し込みが可能です。
マイナンバーカードを撮影して送信するだけ。あなたでもできると思います。
ん、小馬鹿にされてる??
まあ、マイナンバーカード。持ってるよ!
Congratulations!ヨカッタデスネ
急に英語。。からの片言。。小馬鹿にしてるよね?まあ、とりあえず、持ってるから口座開設が簡単にできそうだね
コバカにシテマセン。
口座開設の流れとしては口座開設アプリをインストールして、本人確認書類を撮影し、必要情報を入れて送信すれば、楽天銀行から必要書類が届きます。郵送による口座開設よりも5日ほど早く口座開設することが可能です。
さっき印鑑いらないと言ってたよな。お店や郵送申し込みしなくていいのは楽だなー。そうだ、最初にいくら振り込まないといけない?あまりお金持ってないんだけど。
入金は不要です。0円から始められます
へー、お金ないから、1円でもいいか聞こうと思ってたよ
1円でも可能です
わかったよ。で、手続きはどこからすればいいの?
こちらのページからお願いします。楽天銀行の口座開設はこちら
他に、なんか最初に言っておくことない?
いろいろありますが、まず「ハッピープログラム」には申込をしてください。お申込みは無料です。お客様の状況に応じて、様々なお得な特典があります。
例えば、どんな?
お客様が高校生であれば、残高を多くすることが近道です。まず「残高を10万円以上」を目指して、お金を貯めてください。残高が10万以上の場合、「ATM手数料が月1回無料」「他行振込手数料が月1回無料」になります。
10万円かー。んー、まあ何とかなるかな
10万円貯めることができれば、次に「残高50万円以上」を目指してください。特典は「ATM手数料が2回無料」「他行振込手数料が2回無料」になります。
加えて、楽天スーパーポイント獲得が「2倍」になります
2倍! え!1.2倍じゃなくて、2倍?すんごいポイントつくね
もし50万円貯めることができれば、次は「残高100万円以上」を目指してください。特典は、「ATM手数料が5回無料」「他行振込手数料が3回無料」になります。
そして
楽天スーパーポイントは「3倍」になります
へへへ
へへへ!って。急になんだよ。でも、3倍ってすごいね。母さん知ってるのかな
最終ステージは300万円なのですが、あなたには無理だと思いますので、割愛致します。
ふふ
無理だよ!300万円は。ふふ、は余計だよ!
大体、口座を作るイメージはつかめたよ
ありがと
こちらこそ、ありがとうございました。またのご利用をお待ちしております。
口座開設手順の補足
実際、楽天銀行の口座開設サイトを見ても、少し情報量が多くてよくわからないですよね。補足しておきます。
*2017年3月時点の口座開設サイトイメージを使用しています。実際の申し込み時にはサイト変更になっている可能性があります。
迷うポイント1 入り口
まず、「楽天会員の場合」と、「楽天会員ではない場合」の2つの入り口があります。どちらかを選択します。
迷うポイント2 キャッシュカードの種類
種類がたくさんあって、よくわからなくなりますよね。
中学生、高校生であれば、普通の「キャッシュカード」をおすすめします。
デビット機能付きは、16才以上で持つことは可能ですが、両親の承認が必要です。まずは普通のキャッシュカードで問題ないと思います。デビットカードについて詳しくはこちら。
クレジット機能付きは、審査が必要であり、中高生では作ることはできません。
まとめ
・シャチハタはNGだが、印鑑を自前で用意すれば、選択肢は広がる
・年齢制限がある銀行が多いが、両親の許可を得ている場合は比較的どのネット銀行でも口座開設はできる
・基本的に自分で申し込みをしたい場合は、「楽天銀行」がおすすめ
両親の同意が普通に取れるならば、地元の銀行、関東であればメガバンクでもよいでしょう。
ただ
「とにもかくにも、親に内緒で銀行口座を作れないのか?」というあなた!
実は未成年は内緒で銀行口座を作っちゃダメなんですが、「妄想」ということで、下記の内容の記事もあります。pankoさんのエッジの効いた記事、お時間あればどうぞー。
楽天銀行に関する補足
ハッピープログラム
楽天銀行の「ハッピープログラム」というお客さま優遇プログラムがあります。このハッピープログラムによって、振込手数料が無料になったり、ATM引き出し手数料が無料になったります。
ハッピープログラムには、「ステージ」という概念があります。ステージが高くなるほど、優遇されるサービスが多くなります。
*図は楽天銀行公式サイトより。2017年3月現在
中学生、高校生はまず残高を10万以上にして、ステージを「アドバンスト」にしましょう。
*学生は基本的に貯金をメインに使用する想定で書いています。
入出金を頻繁に行う想定であれば、「ゆうちょ銀行」等が無難かもしれません。
ATM利用手数料とは、提携しているATMの利用手数料です。つまりセブンATM利用手数料を指しています。
口座開設について
インターネットで口座開設が可能です。
STEP1 インターネットで口座開設申し込み
この際、後で本人確認書類の提出が必要ですが、「郵送で送る」か、「アプリで撮影して送信する」か、どちらかを選択します。アプリで本人確認書類を送信する場合の、本人確認書類は「運転免許証」「カード型保険証」「マイナンバーカード」等です。
STEP2 本人確認書類の送付
「郵送で送る」場合は、口座開設資料が楽天銀行より届きますので、それを待ってからの送付になります。
「アプリで撮影して送信する」場合は、即時に楽天銀行に本人確認書類を送信することができます。アプリはandroir版、iphone版の両方が用意されています。
STEP3 開設完了資料の受領(ThankYouレターが届いたら初期設定)
Thankyouレター(口座開設完了をお知らせする資料)が届いたら、資料に従って、初期設定を行いましょう。
STEP4 ログインして楽天銀行の利用開始
ログインをして楽天銀行の利用を開始しましょう。
それではよい一日をお過ごしください
コメント
保険証の場合は、公共料金とかの本人名義の領収書が必要ですよ!
高校生じゃまず持ってないのでは
ご指摘ありがとうございました。確かに追加確認書類(本人名義の領収書)が必要ですね。記事内容を訂正致しました。